YouTubeがヘイトスピーチやハラスメントの禁止の強化を発表
Our ongoing work to tackle hate
Wednesday, June 5, 2019
YouTubeはブログでコミュニティーガイドラインの改定を発表し、年齢、ジェンダー、人種、カースト、宗教、性的指向、軍歴といった属性による差別や隔離、排除を正当化するために、“あるグループが優れている”などと主張する動画を禁止すると投稿。この改定では直接的な差別だけでなく、差別を繰り返す団体を賛美することなどもガイドラインに抵触するようになる。しかも、ヘイトスピーチを規制する指針に対する違反が疑われる投稿を繰り返した動画チャンネルは、広告収入を得られなくなる。
例として、ナチスの主張を宣伝したり英雄視する動画でホロコースト否定論や、サンディフック小学校銃乱射事件はなかったと主張するような動画が削除対象になるとのこと。明確なガイドライン違反とは言えない「ボーダーライン動画」についても対策を進め、視聴者にミスリードを誘うような「深刻な病が奇跡的に治る」という動画や、地球平面論の動画などが例として挙げられた。ボーダーライン動画については、すでに1月の改定でアメリカ国内で50%程度の削減に成功しているが、さらに拡大していくという。